2025年の崖

ITC技術による業務改革を望んでも、既存システム(レガシーシステム)が複雑化・ブラックボックス化しているため、実現が難しい。
しかし、レガシーシステムの問題を克服できない場合、DX(デジタルトランスフォーメーション)が実現できないのみでなく、
2025年以降、最大12兆円/年の経済損失が生じる可能性がある。

これを「2025年の崖」という。

経済産業省 DXレポート

多くの企業が頭を悩ませているDXを阻むFAX文化

2006年総務省調査では企業のFAX普及率は97.8%。
それ以降は、平成30年総務省調査で世帯FAX普及率34%は公表されていますが、企業普及率のデータは見つかりませんでした。

RPA導入のお話しをするとき、まずFAXで送られてくる注文書や請求書をどうデジタル化するかという問題に直面します。
ほぼ定型作業で作業量も多く、一番に自動化したい部分が、FAXというレガシーな機器に阻まれているのが現状です。
2015年の日経新聞が「FAXは日本だけ? まだあるガラパゴスに市場も注目」という記事を投稿していましたが、2020年の時点で状況はさほど変わっていないようですね。

皆さん口を揃えて言うことが「ウチは止めたいけど取引先の事を考えると出来ない」。
そのため日本では、OCRに注目が集まっていますが、FAXを止める方が、コスト面でもDX推進の面でも、そしてセキュリティの面でも、メリットが大きいと思います。
しかし、相手のことを思いやる日本の良い文化が脱FAXの歯止めになっているような気がします。

とはいえ、RPAの普及でFAXのデメリットが表面化してきています。
2020年5Gが商用化されることにより、ネット環境が劇的改善されることを受け、情報の受け渡し方法も急速に変わっていくことが予想されます。
弊社がサポートさせて頂いている若い企業は、FAXを使用していないところも多いです。

RPAを導入するとき、FAXありきの計画を立てるのでは無く、
無くなる事を前提に、それまでどう運用するかを考えていきましょう。